チーム・組織にコーチングを活かす

コーチングは基本的に「1対1」で行うもの。それがチームの活性化や組織開発にどのように機能・作用するの!?そんなお声にお応えすべく、「チームとコーチング」「組織とコーチング」について扱う記事をまとめました。


未来を共創する経営チームをつくる(4)チームに 「気持ちのつながり」 があるか

ハイパフォーマー集団だからこそ、チームになるのが実は難しい経営チーム。
組織の成長・変革を牽引する「経営チーム」のつくりかたのヒントを、エグゼクティブコーチがお伝えします。

人の集まりに与えられる言葉は、チームの他にもたくさんあります。

集団、グループ、ユニット、クラスター…。それぞれの言葉には独自の “意味合い” があり、人の集まりにそれぞれの “ニュアンス” を与えています。

さて、 “チーム” という言葉は “人の集まり” にどんなニュアンスを与えているでしょうか。

「私たちチームだよね!」と言うとき、そこには「私たちには、つながりがあるよね」「気持ちがつながっているよね」というニュアンスが含まれているように思います。

実際、「私たち集団だよね」「私たちグループだよね」「私たちユニットだよね」とは、あまり言いません(もちろん「私たちクラスターだよね」とも)。

チームという言葉は、単に人の集まりの形式を表す言葉ではなく、 “集団としての性質” を内含している表現ではないかと思います。”気持ちや感情のつながりがある集まり”がチームなのであり、逆にいえば、チームという名称を使っている人の集まりには、気持ちや感情のつながりが、暗黙のうちに期待されているということになります。

「うちの経営陣はチームになっていないよね」と外側から見て言われるとき。「俺たち経営陣はチームになっていないね」と内側の一員として表現するとき。

そこで一義的に表現されていることは「役員間に “気持ちのつながり” が十分にない」ということであるように思います。

経営はプロがやるものであり、CFO(最高財務責任者)・CHRO(最高人事責任者)・CTO(最高技術責任者)など、それぞれの分野のプロが、プロとしての責任を果たして、全体を前に進めるべきだという考えもあるでしょう。

“経営チーム” ではなく、”プロ経営者のグループ”で経営を進めていくーそこに気持ちのつながりはそれほど強く求めない。それで十分にパフォーマンスは発揮できるわけだし…という考え方もあります。それも選択だと思います。

ただ、もし “チームであることを選択する” ならば、あるいは “経営チームがチームであることを求めている” ならば、それは”役員間に気持ちのつながりを求めている” ということです。そして、その “つながりがもたらす何か” に期待しているということです。

気持ちのつながりをそこに生み出すことをあきらめてほしくない。せっかく、一緒に船を未来に向けて、人生を賭けて、進めているわけですから。

エグゼクティブコーチとしてはそう思うわけです。

〜『未来を共創する経営チームをつくる』第2章より抜粋編集

この記事を周りの方へシェアしませんか?


本記事を引用または転載される際は、記事全文の引用・転載はご遠慮いただき、冒頭段落または記事の一部を引用のうえ、「Hello, Coaching!」の該当記事ページへのリンクを掲載し、あわせて下記クレジットの記載をお願いいたします。

《クレジット》
株式会社コーチ・エィが運営するコーチング情報サイト「Hello, Coaching!」より転載。
本記事を許可なく複製、転載、転用、販売その他の二次利用を行うことを禁じます。

コーチング・プログラム説明会 詳細・お申し込みはこちら
メールマガジン