リーダーシップミニ講座

リーダーシップとは、リーダーという立場にある人だけに必要なものではありません。どんな役割、立場にある人にも、リーダーシップが求められます。優れたリーダーは、周囲とどのように関わり、どのように物事を推進しているのか。ワークに取り組みながら、コーチング型リーダーのコミュニケーションについて学ぶためのミニ講座です。


【コーチング型リクエスト】 第4回 コーチング型リーダー、コーチング型マネージャーのリクエスト

リーダーシップミニ講座、シリーズ8のテーマは「リクエスト」です。

第1回 コーチング型リーダーは、部下やチームに率直にリクエストする
第2回 リクエストについて再考する
第3回 リクエストのタイミングとポイント
第4回 コーチング型リーダー、コーチング型マネージャーのリクエスト
第5回 相手に合わせたリクエスト

輪ゴムを思い浮かべてみてください。新しい輪ゴムは硬くて伸びにくいものです。しかし、一度大きく伸ばせば、元の形、硬さには戻りません。つまり元のサイズよりも「大きく」なったわけです。

人に関しても同じように考えることができます。コーチング型リーダーの役割は、チームのメンバーが本人が思うよりも大きな存在になること。そして、その後も成長し続けるようにサポートすることです。そのサポートのひとつが「リクエスト」です。

今回は、そうしたリクエストの会話例を紹介します。自身の職場を思い浮かべながら、読み進め、最後のワークに取り組んでください。

職場におけるコーチング型リクエスト

部下(以下、部)「お約束していたレポートの完成ですが、金曜日の午後でいいでしょうか?」

リーダー(以下、リ)「少し時間がかかっているね。何か障害になっていることはある? できれば、水曜日くらいには見たいんだが」 

部「実は、水曜日のお昼に締め切りの仕事がふたつあるんです」

リ「次に先方に会うのは、来週月曜の午前中だろう? その前に、レポート内容の提示の仕方について、君と戦略をしっかり練っておきたいんだ。だから、できる限りレポートの完成を早めてほしい」

部「ありがとうございます。努力してみます」

リ「早めるとしたら、いつなら可能?」

部「水曜日の午後なら他の業務が終了しているので、このレポートに集中することができます。ですから、木曜日の業務時間内にお渡しできると思います」

リ「そのタイミングだったら金曜日に十分時間をとれるね」

部「はい! レポートの完成ではなく、月曜のプレゼンが本当のゴールですものね! 頑張ります」

リ「素晴らしい! レポートを楽しみに待っているよ」

コーチング型リクエストを身につけるためのミニワーク

上記の例では、コーチング型リクエストとして、どんなところが機能していたでしょうか? リクエストをさらに機能させるために、あなたなら加えてどんな関わり方をするでしょうか?

それらを参考に、実際に職場でコーチング型リクエストを実践してみてください。

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